2025.01.12 06:11シンポジウムのお知らせ2025年2月26日(水)、 東京三弁護士会主催で(共催:日本弁護士連合会)「遺族とともに『災害関連死』を考える」をテーマとしたシンポジウムを開催いたします。災害関連死にまつわるご経験、直面した制度上の課題についてお話いただく、これまでにないプログラムとなっております。現地参加と...
2024.05.31 03:05【過去の事例】突きつけられた〈関連性なし〉②―3・11震災遺族となった母娘「災害関連死、という言葉すら知りませんでした」 そう振り返る語る川澄さんは、知人に災害関連死について教えられる。 夫は地震と津波によって、体調を悪化させて命を落とした。そう信じて疑っていなかった川澄さんは、市の窓口に申請書を提出した。だが、夫の死から半年が過ぎ...
2024.05.31 01:14【過去の事例】突きつけられた〈関連性なし〉①―3・11災害関連死とは何か 国道45号が通る広田湾沿いの区間は「高田バイパス」と呼ばれている。かさ上げされた沿岸部を北上していくと、右手に岩手県陸前高田市のシンボルとなった奇跡の1本松が見え、東日本大震災津波伝承館、道の駅高田松原、慰霊の場などを集約させた高田松原津波復興祈念公園が広がる...
2024.03.10 15:15【過去の事例】4歳の災害関連死②―熊本地震病気と地震とたたかった証 災害関連死――。貴士とさくらが、その言葉を知るのは、花梨の死から1カ月ほどした時期だった。親戚に花梨も災害関連死に該当するのではないかと教えられたのだ。 実は、当時、災害関連死に明確な定義はなかった。 一般的に、津波や洪水、揺れによる家屋倒壊など、災害の...
2024.03.10 15:10【過去の事例】4歳の災害関連死①―熊本地震災害5日後の死 リビングの半分近くを占めるスペースが、原色で彩られていた。その鮮やかさと、明るさに反比例し、悲しみと喪失感の深度が増すように思えた。 遺品のひとつひとつが、幼い子をひとり逝かせてしまった家族のやりきれなさを物語っているように感じたのだ。 目を引くのは、小さな仏壇の...
2024.03.10 15:05【コラム】事例の集積・分析の必要性(筆者 弁護士 在間文康) 私は、東日本大震災の1年後の2012年2月から2016年10月まで、陸前高田市に常駐して活動をしていましたが、災害関連死(震災関連死)の問題に数多く接してきました。 災害関連死に関しては、多くの報道がされていますが、重要な問題が見過ごされているように感...